【本の感想】槌田敦『環境保護運動はどこが間違っているのか?』

槌田敦『環境保護運動はどこが間違っているのか?』(JICC出版局、1992年)を読みました。

市場原理を無視した善意の環境保護運動の誤りを対話形式で分かりやすく指摘しています。

スポンサーリンク

善意の環境保護運動

環境保護に良いと思っている運動を大きな目線で見ると、かえって環境に悪いことがあります。そのことを様々な形で指摘をしています。

とはいえ、その指摘の仕方、会話の流れは恣意的かつ悪意を感じるところがあります。

(笑)の指摘

すぐに極論になり、否定から始まり、(笑)がありと、高所なら嘲笑されているというか、馬鹿にされているような感じです。

疑いもせず善意でやっている運動をこのような形で否定するわけで、著者の言っていることが正しいとしても素直に受け入れがたく、読んでいて気分の良いものにはなりません。

会話の流れ

会話はすぐに極論になります。その後、感情論を科学と論理的にほぐしていくとはいえ、会話の流れ極論にぶれますし、テープを起こした文章だからか資料は足りません。読んでいて頭が痛くなります。

実際の環境保護運動でも科学よりも感情的なところが多いです。そのため、そのようなやりとりになるのは分からないでもないですが、もう少しなんとかならなかったのかと思います。

☆3

リサイクルは万能ではありません。広い視野で科学的に考えれば環境保護運動の仕方は自ずと変わるはずです。

その通りだと思いますが、表現故に残念な話になっています。

スポンサーリンク