【本の感想】トーマス・トウェイツ(著)村井理子(訳)『ゼロからトースターを作ってみた結果』

トーマス・トウェイツ(著)村井理子(訳)『ゼロからトースターを作ってみた結果』(新潮社、2015年)を読みました。

題名の通りです。鉱石などの原料から部品を作り、紆余曲折ありながらもトースターを作ってみた本です。

表紙にあるモデルとはほど遠い完成品や、章ごとに出てくる味のある自作パーツの写真は「どうしてこうなった」感満載です。

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インパクトのある表紙

表紙の黄色いどろどろした何かが本書で作られたトースターです。とてもトースターに見えないのですがとりあえずトースターです。本書はなぜこのようなモノが出来てしまったのかを辿っています。

表紙からトホホ感満載です。章ごとに分解された部品と著者が作った部品を見ることができます。それらの完成度の違いは表紙から予想できるとはいえ、さらなるトホホな感じがして笑いを誘います。

銀河ヒッチハイク・ガイド

著者はダグラス・アダムス好きです。『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズの影響を受けています。『銀河ヒッチハイク・ガイド』と同様に、真面目のようで不真面目にしか思えない臨機応変な閃きと行動をします。

文体も同様です。元がブログ記事ということもあるのか、無計画だが若さと行動力でなんとかするところはエンターテイメントです。

☆4

工業製品をゼロから作る困難をユーモア溢れる文体とトホホ感で包み込んでいるのが良かったです。真面目にお馬鹿な感じがいいです。

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