【本の感想】乙一『箱庭図書館』

乙一『箱庭図書館』(集英社、2013年発行)を読みました。

作家の乙一が投稿者承諾の上で別の形に再生する企画がRENZABUROオツイチ小説再生工場でありました。本書はその企画を書籍化したものです。

六つの短編を一つの舞台に集め、登場人物たちをゆるくリンクさせています。

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元が分からない再生品

ウェブで読まないと元の小説がどのようなものだったかは、あとがきを読みことでしか知ることが出来ません。なんとも不親切です。

元の作品を読んでいないので乙一がどう再生したかは分かりませんが、様々な作風を乙一風に無理矢理まとめている感があります。良い悪いを別にして試作品を見ているような感じでした。

☆2

面白いかというと可も不可もありません。嫌いではありませんが、乙一の作品を読むのは初めてなので、どう再生したか、再生時に乙一らしさが出ているかがよく分かりません。

乙一のファンならば「乙一らしさ」を作品の中で見つけて語り合うことができるのでしょう。小説家志望なら元の作品を読んで、その違いにプロらしさを感じるのでしょう。

私はそのどちらでもないので素通りして終わりました。元が読みたくなるほどの読後感もなかったです。

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