【本の感想】ジェイソン・マーコスキー(著)浅川佳秀(訳)『本は死なない』

ジェイソン・マーコスキー(著)浅川佳秀(訳)『本は死なない』(講談社、2014年)を読みました。

本の電子化で広がる未来はReading 2.0、Facebook for Bookだとして、新しい本の形について書かれています。

アーリーアダプターらしい夢想とも、電子書籍にどこまでも前向きであるといえます。

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つながり重視の新しい読書体験

電子書籍の利点はいくつかあります。その中でよく言われるのが安くて場所をとらないことです。そこにネットワークの利点としてつながりが加わった新しい世界について語っています。

初代Kindle開発者の肩書きがなければギークの夢想です。しかし、エバンジェリスト、アーリーアダプターとして語る姿からは、それだけこのプロジェクトで体験したことが印象的だったことがうかがえます。デジタルへの可能性を語る姿はどこまでもポジティブです。

本がデジタル化し、ネットワークと融合することで外向的なツールになることは素晴らしい。そう思えるなら納得できるところは多いでしょう。

☆2

私は著者の意見に賛成出来ません。読書は一人のもの、内向的なものだと考えているからです。

気に入ったフレーズにいいね!して、メモを書いて、それをみんなが確認できて話し合える。そんな読書のどこがいいか分かりません。

こうやって感想を書いている以上、つながりを完全に否定はしませんし、本のことを語るのは楽しいですが、うるさいのはごめんです。

本の電子化の結果、著者が夢想するような世界にならなければと思います。

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